JF全漁連は、香港及び中国における日本産水産物の輸入規制強化への対応に係る要望を太田房江経済産業副大臣（7月31日）と山田賢司外務副大臣（8月1日）に対して、それぞれ実施しました。
この要請行動で、坂本雅信会長はALPS処理水の海洋放出について「反対であることはいささかも変わらない。科学的安全と安心は別なものであって、我々は安心して漁業を行いたいだけである」とした上で、「現在起きている風評被害の実害に対して、国が全責任をもって対応していただきたい」と要望し、香港及び中国における日本産水産物の輸入規制強化への対応を強く求めました。
これに対し、太田経済産業副大臣は「要望内容を重く受け止め、この輸入規制についてしっかり対応していきたい。漁業者が将来にわたって安心して漁業を続けていただけるように、皆さんと意思疎通を密にして、機敏に対応していく」、山田外務副大臣は「理不尽と言ってもいい科学的根拠のない規制だ。漁業者の思いをしっかりと受け止めて外交努力を行って参りたい」と回答しました。
