JF全漁連は8月20日、「第27回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」に出席するため来日している韓国の漁業者団体の全国組織である韓国水協中央会との交流会を都内で開催しました。
交流会には、JF全漁連から坂本雅信会長、内田珠一専務、三浦秀樹常務、田中要範参事ほか、韓国水協中央会からは李承龍(イ・スンリョン)副代表、金鎬鎭(キム・ホジン)本部長ほか各地の組合長など17名が参加。それぞれの組織の概要、両国の気候変動による漁業の現状と課題などについて、情報交換が行われた後、意見交換や記念品の贈呈などが行われ、互いに交流を深めました。
韓国水協中央会からは、「韓国国民の魚」と呼ばれているスケトウダラや、イカの漁獲量が急減している一方、暖海性の魚種であるブリ類やアジ類、サワラ類の漁獲量が増加し、漁場が次第に変化していることについて説明されるとともに、今後の持続的な情報交換について期待する旨の発言がありました。
これに対し、坂本会長は、両国で水温上昇に伴う魚種の変化などが起こっている状況を踏まえ、「今後も両団体が持続的な交流や情報交換を実施し、両国の漁業者がより豊かになるようにしていきたい」と回答しました。


