JF全漁連の坂本雅信会長は9月1日(月)、経済産業省を訪問し、武藤容治経済産業大臣に対して、再エネ海域利用法における洋上風力発電の推進に係る申し入れを行いました。
坂本会長からは、「全国の漁業者が無用な懸念を抱いたり、事業を進めようという気持ちが後ろ向きとなってしまわないよう、国として責任をもって指導・対応してほしい」と要望しました。
武藤大臣からは、「今回の三菱商事の千葉県及び秋田県における洋上風力発電からの撤退は、ご協力をいただいてきた全国の関係者の期待を裏切るもので、洋上風力全体に対する社会的信頼を揺るがしかねない。三菱商事に対して責任をもって地元と向き合い、丁寧かつ真摯に対応するよう強く申し上げたところ」と述べた上で、それぞれの海域の再公募については「地元の意向をしっかり踏まえた上で、できるだけ速やかに公募をかけていきたい。漁業者の皆さまの理解なしに進められるものではないので、密に連携させていただきながら取り組んで参りたい」、今後の洋上風力発電事業については「経産省として、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた重要な電源と考えている。事業の着実な実現に向けて今後も取り組んでいきたい。ピンチをチャンスにできるようやっていきたい」との回答がありました。
【訪問者】 JF全漁連 坂本雅信 会長、三浦秀樹 常務 ほか
