JF全漁連の坂本雅信会長は11月28日(金)、赤澤亮正経済産業大臣を表敬訪問しました。
面談の場では、坂本会長から大臣就任のお祝いと経済再生担当大臣在任時の米国との関税交渉への尽力に感謝を述べた上で、ALPS処理水海洋放出に関し、今後とも漁業者に寄り添い必要な対策を講じるとともに、たとえ今後数十年の長期に亘ろうとも全責任を持って政府として対応するとの2023年8月の総理約束を今後もしっかり取り組んでいただくこと、中国等による水産物輸入規制の全面解除に向けた国の引き続きの尽力を求めました。
加えて、洋上風力発電に関して、国産エネルギーの生産と国産水産物を生産する漁業との共生に向けた国の責任を持った対応を求めました。
これを受けて、赤澤大臣からは、「福島復興とALPS処理水海洋放出・福島第一原発の安全かつ着実な廃炉は当省の最優先課題。今後たとえ数十年の長期にわたろうとも、政府として全責任を持って取り組んでいく。皆さまと引き続き意思疎通を密にし、安全性確保・輸入規制対応・風評対策・生業継続支援に係る対策をしっかり実施していく。中国による輸入規制については、外務省と農林水産省において中国側と技術的なやりとりを行っており、引き続き現在申請中の輸出関連施設の速やかな再登録を含む輸出円滑化を働きかけていくとともに、残る10都県産水産物の輸入規制撤廃等を強く求めていく。洋上風力発電については引き続き再生可能エネルギーの柱であり、しっかり取り組む。これまでの漁業者の皆さまの多大なご協力に感謝するとともに、今後とも密に連携させていただきたい」との回答がありました。
