2026.01.01 プレスリリース

JF全漁連会長 2026年「新年のご挨拶」

「新年のご挨拶」

 あけましておめでとうございます。年頭にあたり、全国の皆さまに謹んで新年のご挨拶を申しあげます。
 近年、国内外における社会・経済情勢は混迷を深めており、漁業を取り巻く状況についても前浜の魚種の変化や漁獲量の大幅な変動、魚介類の育成に必要な藻場・干潟の減少などが顕著になっております。また、昨年は陸奥湾におけるホタテガイや瀬戸内海におけるカキの大量斃死など、全国各地で「海洋環境の激変」が原因とみられる被害が多発した1年でありました。
 この「海洋環境の激変」という難題に的確に対応し、水産資源の持続的な利用を実現していくため、JFグループでは、「海洋環境の激変に立ち向かうJF自己改革の断行」をスローガンとした5カ年の運動方針を策定し、昨年4月からスタートさせたところです。
 私自身、日本の漁業にはポテンシャルがあると確信しており、今がまさにそのポテンシャルを引き出す時だと考えております。そこで、JFグループでは運動方針の下、漁業者およびJFの経営基盤の強化を図るとともに、自らが取り組む事業や経営に関する改革を進めて参ります。さらに、海洋環境の激変や物価上昇による漁業用の燃油・資材・餌飼料価格の高騰、ALPS処理水の海洋放出に伴う海外における水産物の輸入規制などの課題克服に向けて、組織の総力をあげて取り組んで参ります。
 また、地域ごとの実態やニーズを踏まえて水産業・漁業を振興させることを目指して、「浜の活力再生プラン」、「広域浜プラン」の実践や異業種企業、農林業・商工業者との連携を図るとともに、将来を見据えた資源と環境を同時に回復させるための「環境回復型漁業」にも力を入れて参ります。併せて、プライドフィッシュプロジェクトなどを通じて、日本産水産物の消費拡大の一翼を担っていく所存です。
 JFグループ関係者の皆さまにおかれましても、これまで以上に英知と総力を結集していただき、本会の活動に対して、引き続きのご協力・ご賛同を頂きたくお願い申しあげます。
 最後となりますが、漁業の豊かな将来を念じつつ、全国各地でご活躍の皆さまの操業の安全とご繁栄・ご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。

2026年1月
全国漁業協同組合連合会
代表理事会長 坂本雅信